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イベントレポート

水曜どうでしょうD陣×たらればさん対談イベント参加レポート【後編】

こんにちは!さわ子です。

『腹を割って話すナイト〜あなたの犬(たらればさん)と「好き」を考える〜』に参加しました!

後編では、嬉野雅道さん×たらればさんの対談をレポートします。

藤村忠寿さんの前編パートはこちら。

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【イベント概要】
日程:2019年5月26日(日)
出演者:嬉野雅道、藤村忠寿、たられば
会場:株式会社ピースオブケイク
内容:
・第一部 藤村忠寿氏×たられば氏の対談
・第二部 嬉野雅道氏×たられば氏の対談
・質問コーナー

犬のアイコンでおなじみの編集者・たらればさん『水曜どうでしょう』ディレクター陣にインタビューする対談会。

自分の「好きなこと」「やりたいこと」がわからず、悩んでいる人がホッとできる。
そんなイベントでした。

第二部 嬉野雅道氏×たられば氏の対談


白黒ヒョウ柄のシャツで現れた嬉野さんは、落ち着いた穏やかな方、という印象。
なるほど、藤村さんと並ぶと、「動と静」「凸と凹」だと感じました。

たらればさん
たらればさん
嬉野さんは優しいけれど、突然抜き身でバサッ!と来るんですよね。

ふーん、そうなんだ…?

たらればさんの前置きに首を傾げつつ、対談スタートです。

「自分と同じ人間がかつていた」と思わなかった。

嬉野さん
嬉野さん
古典の『音』が好きです。聞いてて心地いい。

まずは、日本の古典の話題から始まりました。

インタビュアーのたらればさんは、古典について造詣が深く、Twitterでもわかりやすい解説が評判の方なのです。
口頭伝承や、言葉の「節」などのお話をしてくれました。

たらればさん
たらればさん
1000年前から日本人は変わらないですね。

嬉野さん
嬉野さん
同じ人間がかつていたとは思っていなかったです。

教科書に載っている人も、私と同じ感覚・感情を持った人間だった、というのは不思議な感じ。

たらればさんの

  • 古典は、誰かが『これは良いものだから残そう』と思って残したもの。
  • 古典は外国文学に似て、翻訳が必要。その過程で(現代側に)寄っていく。

という話は興味深かったです。

たらればさん
たらればさん
ウケるかと思って古典の勉強を始めたんです。

そうなの!?

それでハマって、いまや古典の魅力伝道師になられているのは、本当にすごいです。

FGOで紫式部が実装されてよかったですね。
清少納言も登場するといいですね。

カメラの視点が変わると新しい物語が始まってしまう。


水どうにおける「カメラの視点」の話。
嬉野さんは、番組のカメラマンもやっていらっしゃいます。

たらればさん
たらればさん
大泉洋さんたちが面白い話をしても、本人たちを映さず、カメラは風景を撮り続けています。
嬉野さん
嬉野さん
カメラが風景を映しているかぎりは、話がオチなくても、視聴者は次に移れる。
でも、タレントさんを映すと、そこから新たな物語が始まっちゃうんです。

だから、例えばテントの中で面白い掛け合いが始まっても、嬉野さんは「揺るぎなくランタン」を撮り続けると。

この画の撮り方は、嬉野さんが昔そういう映像を見た経験からきているとのこと。

「人はすごくデリケートなところに気づいて笑っている」
という話が印象的でした。

自分が楽になることを探せばいい。

嬉野さん
嬉野さん
好きが見つからないなら、自分がどうやったら楽になるのかを追求すればいい。

「好きなこと、やりたいことがない」と悩む人へ向けた、嬉野さんのアンサー。

あー、それでいいんだ。
なんだか、少し肩の力が抜けたような。

考えてみれば、「楽になる」って大事かもしれません。
それまで、大なり小なり苦しんでいた問題が解決したってことですから。

「やりたいことを足すんじゃなくて、辛いことを引いていく」って感じかなぁ。

楽になることは悪いことじゃない。罪悪感を覚えなくていいんですね。

誰かの後ろに乗っかりたい。乗せてよかったと思われたい。

嬉野さん
嬉野さん
自分は、誰かの後ろに乗っかりたい。
乗せた人には「乗せといてよかったな」と思ってもらいたい。

嬉野さんが、奥様のバイクの後ろに乗ってツーリングをした話から始まり、

  • 「自分は考えたいんだ」と気づいた
  • 目的地に着くことではなく、移動が好き
  • 後ろに乗っかって同じ景色を見たい

ということを仰っていました。
そして、乗せてくれた人の役に立って、「乗せてよかった」と思われたい、と。

そういう生き方もあるんだなぁ。
特に行きたい目的地がない場合は、誰かの後ろに乗せてもらうのもアリなのか。

ただの荷物じゃなくて、旅をいっしょに楽しむ同乗者として。

川の向こう岸に行きたいときに「舟」を見つける方法


「向こう岸」は、自分が望んでいる何か
「川」は、それを阻む障害
「舟」は、川を渡って、望む何かに行き着くための手段・チャンス

嬉野さんの前には、藤村さんの舟がやってきたわけですね。

たらればさん
たらればさん
向こう岸に行きたい人が、舟を見つけるにはどうすればいいですか?

嬉野さん
嬉野さん
川の様子を常に窺うしかない。

どうやったら舟が来るのかはわからず、再現性もないとのこと。

この辺から、「嬉野さんは優しいけれど、突然抜き身で斬りかかる」の意味がわかってくる私。
ただ、

嬉野さん
嬉野さん
「こういう◯◯が来たらいいな〜」と具体的に考えてみる。

具体的なイメージを持ち続けることで、舟を「舟だ」と気づけるのかもしれません。
これもやっぱり「自分で考え続けろ」ってことか。

自分に足りないものは「鍛える」のではなく「見つける」

嬉野さん
嬉野さん
自分の実力を見極めるのが大事。
足りないものは、それを持っている人を見つける。

自分にエネルギーがないとき、鍛えようとは思わない、という嬉野さん。
どうやって足していくかといえば、それは他者の力だと。

「仕事ができる人ほど頼るのがうまい」って言葉を思い出しました。

それにしても、嬉野さんの言葉を聞くたびに「本当に藤村さんと相性ぴったりのコンビなんですね…」と一人噛み締めていました。

あと、嬉野さんの「20〜30代はいろいろやって獲得する時期。40代になって◯◯がない!とか言っちゃぁな〜」にピャッとなったので、戒めとしてメモ。
私も30代に突入してるので。

問題は具体化して、1つ1つ切り分ける。


悩み解決方法の話。

問題が漠然としていたら、どうしたらいいのかわからない。
しかし、問題を具体化して、細かく分けていくことで、対処方法が見えてくる。

だけど、対処できない問題が出てきたら…?

嬉野さん
嬉野さん
どうしようもないことは悩むだけ損。

何をやっても対処できないことは、考えるだけ無駄だと。
そのぶんの脳みそリソースを、他の問題に割いたほうが得。そうですね。

その景色は見たことがある。

嬉野さん
嬉野さん
「人生は◯◯すればいい」なんて、現在進行形だから言えない。
でも、見たことがある景色なら「そこを抜ければ道がある」と言える。

自分が経験したことならアドバイスができる、という話。

まだ生きている真っ最中で〈人生の正解〉を語るようなことはできないが、すでに体験したことであれば、何がどうなるかわかっている。
それは話せるってことか。


ここで嬉野さんがいう「景色」はもちろんたとえなんですが、お話を伺っていると、何というか、「風景」が目の前に広がるように感じました。

話す言葉の内容が、絵や映像のようにイメージできるというか。

なんだろう。カメラマンだから…?

「どうせ私なんか」はダメな自分に逃げている。

嬉野さん
嬉野さん
ネガティブに考えることで、自分をなぐさめている。

昔、嬉野さんが上司の前で「自分はダメだ」と弱音を吐いたところ、「情けないことを言うな」と叱られたそうです。

そこで気づいたのが

  • 「そんなことはない」となぐめてもらいたかった。
  • なぐめてもらったところで、自分のスキルは上がらない。

ということ。

できない自分を見つめる。

しんどいなー。
落ち込んだときは、自分に甘くしたいじゃない。よしよししてほしいじゃない。

でもそれ、現実問題として、何の解決にもなってないんですよね。

ネガティブは逃げ。つら。
辛いけど、まあ…亀の速度でもやっていくしかない。10年後に出る結果を信じて。

自分の失敗で他者の緊張がほぐれた。

嬉野さん
嬉野さん
舞台で前口上をやったとき、セリフを忘れてしまった。
けれど、それで舞台裏の役者の緊張がほぐれた。

「やっちまった」と思っても、それが結果的に他人に良い影響を及ぼすこともあると。

ポ、ポジティブ〜〜〜〜〜!!

藤村さんの「失敗すればいいのに。っていうか、失敗しろ。(そっちのが面白いから)」という笑顔がよみがえりました。

失敗を肯定的に捉えているのが、お二人の大きな特徴だなと感じます。

「自分で全部決めていく人生」が必ずしもいいとは思わない。


たとえ流されても、そこで必死になっているうちに出会えるものもある。

常に自分に向いたものを選ぼう、選ぼうとしなくてもいいってことか。
ときには、周りに流されてもOKだと。

嬉野さん
嬉野さん
自分に主体性はないと思っていた。
でも、流れた場所で根付こうとするとき、そこに主体性はある。

「どうにか周りに馴染もう」とするのも、「自分の意志」には違いないってことかな。

もっとも、嬉野さんが必死になるのは、「好感を抱いている他者」が本気でそそのかそうとしたときらしいですが。

うん、F村さんですね。

俺たちは大儲けできない。

「お二人は再現性がないんですよ。」

2ちゃんねるを作った西村博之さんに、かつてそう言われたそうです。

藤村D&嬉野D

再現性がない=システム化できない
システム化できない=稼ぐのを自動化できない
=儲けられない(Q.E.D. )

嬉野さん
嬉野さん
「あっ、俺たちは大儲けできないんだ!」ってちょっとホッとした。
会場
会場
(笑)

再現性がないとは、唯一無二でもあるってことで。
それもまたお二人の魅力だろうなと感じました。

だって、会場の空気、すごく良かったですからね。

コミュニケーションが全ての出発点。

嬉野さん
嬉野さん
人間が一番手放せないのがコミュニケーション。
「コミュニケーションしたい」が出発点にある。

これは、たらればさんの、

たらればさん
たらればさん
「コンテンツはコミュニケーションに勝てないと思っていた。
でも、コンテンツを通してコミュニケーションすればいいのかと思うようになった。

という話から、意思疎通の話になりました。

みんなコミュニケーションを求めているし、商売もすべてコミュニケーションが根っこにあると嬉野さん。

人は人とつながりたがっている。
それを改めて言葉にしてもらったなー、と思いました。

打てば返ってくる。そういうほうが、私は嬉しい。

質問コーナー

ここから、嬉野さんとたらればさんへの質問コーナーです。

Q1「共感できない相談が来たとき、何と答えますか?」

「部下など無視できない存在から相談されたけれど、自分に経験がなく、共感もできない内容だったとき、何を言うか?」というもの。

嬉野さん
嬉野さん
わからないときは、わからないって答える。

相談者からすれば「なんでそんなこと言うんですか!?期待はずれなんですけど!」って感じでしょうけど。
でも、誠実に答えようとしたら、適当なことは言えないしなぁ。

正直、相談されたらつい「こうすればいいよ!」と答えたくなる感覚はわかります。
見栄か?見栄なんでしょうね…。

そんなふうに、我が身を振り返ることができるお話でした。

Q2「〈好き〉を伝えるとき、何を考えていますか?」

「自分の好きなものの魅力を人に伝えたいけれど、うまくできない。何かを褒めたり、魅力を紹介したりするとき、何を考えているか?」というもの。

素晴らしい質問です!

私も普段、好きなものをオススメしたり、推しの魅力を讃えたりするとき、自分の語彙力のなさにくやしい思いをしていますからね。

たらればさん
たらればさん
褒め言葉って訓練なんですよ。
私
おおっ!?

思わず身を乗り出す私。
たらればさん曰く、

  • かっこよく褒めたい
  • オリジナリティを出して褒めたい
  • 作り手に喜んでもらいたい

こういう考えは敵。

私
「」

褒めるのには練習が必要。
バットの素振りのように何度も何度も繰り返して、ようやくオリジナリティが出るのだと。

きらびやかな言葉や上手い言い回しを使おうとする自分には、グサグサ刺さりました…。

「藤村さんにもお聞きしたかったのですが…」という質問者さん。
後ろを振り返る会場の人々。


寝ておられる。

 

そんなこんなで、イベントは大盛況に終わりました!

会場には、今まで水どうDと対談してきた
カツセマサヒコさん
SHARP公式さん
病理医ヤンデル先生
それに、あそうかもさんもいらっしゃったそうで。
オーディエンスまで豪華な対談会でした。

楽しかったです。ありがとうございました!

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公式レポートは、藤村忠寿さん&嬉野雅道さんのマガジン『Wednesday Style』に掲載されるとのことです。

インタビュー書き起こしのほか、写真やエッセイなども掲載されるようで、楽しみです。

「電車で寝てる人を起こさない話」とか、このブログに書けていない話題もいっぱいあるので。

まとめ:楽しそうなおじさんたちから元気をもらえたイベント


とにかく、藤村さんも嬉野さんもたらればさんも、終始メチャクチャ楽しそうでした。

聞いているこっちもテンションが上がって、思わず笑い出しちゃう。
そして、笑いの中にも、グサッと刺さるものがある。

そんな対談会でした。

嬉野さん
嬉野さん
生まれたからには楽しく生きなきゃ損。

そうですね。

お目当てはたらればさんでしたが、藤村さんと嬉野さんのトークも本当に面白かったです!

『水曜どうでしょう』ってNetflixで見られるんですね。助かった。
糸ようじとかジャングルリベンジとかホテルでカメラを止めない回とか、あちこちで出てきたネタが気になって。(←未視聴)

あれだけ面白いおじさんたちが作った番組ですから、見る前からすでに面白いことは確定でしょう!期待値爆上がりです。

以上、「水曜どうでしょうD陣×たらればさん対談イベント参加レポート」でした。

少しでも、場の雰囲気を感じていただけたら幸いです。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

それでは!

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